こんにちは、コーファーです。
投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。
2/3~4の米国市場に影響しそうな主なニュースを振り返りたいと思います。
日々流れてくるニュースを細かくチェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、今日は2分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
主な世界経済ニュース
ニュース | 要約 | リンク |
世界食料価格指数(FAO) | ・135.7。前月134.1から上昇 ・植物油指数は前月比+4.2%、過去最高水準。輸出の減少など供給サイドの制約が原因 ・乳製品価格指数は+2.4%、5カ月連続の上昇。脱脂粉乳とバターが特に値上がり ・穀物価格指数+0.1%。トウモロコシが+3.8%。南米の日照り懸念 |
ロイター |
バルチック海運指数動向 | ・中国が重工業の公害対策の強化などで、鉄鋼生産が鈍化 ・鉄鉱石を輸送するばら積み船の需要が落ち込み、世界的に運搬料金が急落 ・国際的な海上運賃の指標「バルチック海運指数」は4カ月間で-75% |
ブルームバーグ |
原油価格動向 | ・原油価格が7週連続の上昇に向かう ・背景は、急速に広がる需給の逼迫感、ウクライナめぐる地政学的な緊張、米国での寒波に対する懸念が強まる ・ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は1バレル=90ドルを突破 |
ブルームバーグ |
食料価格、原油が上昇する一方で、海上運賃が若干下がってきています。
物価に影響するニュースは、引き続き要チェックですね!
ニュース | 要約 | リンク |
1月ユーロ圏総合PMI、サービス部門PMI(IHSマークイット) | ・改定値52.3、21年2月以来の低水準 ・オミクロン株対策で制限措置が強化され、サービス業の需要が低迷 ・21年第4・四半期に鈍化したユーロ圏経済は、1月もさらに鈍化 ・サービス部門PMI改定値は51.1、9カ月ぶりの低水準 ・サービス部門新規受注指数51.3、21年4月以来の低水準 ・総合産出価格指数は61.9、統計開始以降2番目に高い水準。投入コストの上昇を受けて、企業は消費者に価格を転嫁 |
ロイター |
12月ユーロ圏生産者物価指数(PPI)(欧州連合統計局) | ・前月比+2.9% ・前年比+26.2%、1996年1月の統計開始以来、最大の上昇率を記録 ・エネルギー価格は前月比+7.0%、前年比+73.4% ・エネルギー価格を除くPPIは、前月比+0.5%、前年比+10% |
ロイター |
欧州中央銀行(ECB)理事会 | ・主要政策金利を予想通り据え置き(金利はマイナス0.5%) ・インフレ率が過去最高に達する中でも当面は大規模な刺激策を維持 ・インフレリスクが増大していることは認め、年内に利上げに動く可能性を排除しない(ハト派スタンスからの転換) |
ロイター |
イングランド銀行(英中央銀行)政策金利 | ・政策金利を0.25%から0.50%に引き上げ決定 ・消費者物価指数上昇率は、4月に7.25%でピークを付ける見通し ・現在の労働市場のタイト度合いと国内コスト・物価圧力の高まりが持続していることからみて、今回の利上げは妥当と判断 |
ロイター |
英エネルギー価格 | ・英ガス電力市場監督局(Ofgem)は、最も多くの世帯が利用するプランの上限価格を4月から54%引き上げ ・世界的なガス価格の高騰により、英エネルギー供給業者30社近くが経営難に陥っていることが背景 ・家庭のエネルギー料金が急騰することになり、政府は苦境に立つ家庭に新たな支援を実施する必要に迫られている |
ロイター |
欧州の物価上昇の度合いが相当な水準であること、特にエネルギー価格の影響が大きいことを改めて確認できる経済指標の報告内容でした。そんな状況を受けて、ECBが利上げに動く可能性がある発言を始めたことや、イギリスの政策金利引き上げ決定は大きなトピックスですね!
主な米国経済ニュース
ニュース | 要約 | リンク |
米新規失業保険申請件数(米労働省) | ・前週比-2.3万件、23.8万件。市場予想24.5万件以上に減少し、1月に想定された雇用の伸び鈍化が一時的なものである可能性を示唆 ・失業保険受給総数は-4.4万件減の162.8万件 ・過去2週間の新規失業保険申請件数の大幅な減少と、継続申請件数の継続的な減少は、2月に雇用が回復することを示唆 |
ロイター |
2021年第4・四半期米労働生産性(米労働省) | ・非農業部門の労働生産性(速報値)は年率換算で前期比+6.6%。前年同期比+2.0% | ロイター |
1月米ISM非製造業指数 | ・59.9に低下。2021年2月以来、11カ月ぶりの低水準。12月は62.3 ・コロナ感染再拡大で、接触機会の多い事業の需要が減少し、労働者が自宅にとどまったことが背景 ・サービス業の減速は、新型コロナのオミクロン変異株の感染拡大を受けて1月に経済が勢いを失ったことを示す最新の兆候 ・新規受注指数は61.7、11カ月ぶり低水準。12月は62.1。 ・雇用者指数は52.3、7カ月ぶりの低水準。12月は54.7 ・この低下は欠勤や労働者不足を反映している可能性が高く、1月の雇用増加が鈍化したことを示唆 ・供給業者の納入を示す指数は65.7と、12月の63.9から上昇(50を上回ると納入に時間がかかっている) ・仕入れ価格を示す指数は82.3と依然高いが、12月の83.9から低下 |
ロイター |
12月米製造業新規受注(米商務省) | ・前月比-0.4%。市場予想-0.2%。前年同月比は+16.9%。 | ロイター |
12月の経済指標、1月景況指数などで示されているものは、過去来言われてきた流れに沿った内容で新たな傾向が示されることはなかったです。一方、新規失業保険申請件数や継続申請件数から、1月鈍化した雇用の伸びが2月には回復する可能性が見えたことは良いトピックスと言えそうです。
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以上、コーファーでした。
マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!
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