2/24~25 ロシアがウクライナへ全面侵攻開始!米国株式市場はテック株や小型株中心に1日を通して上昇。モデルナ決算後+15%

【米国株式】1日振り返り
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こんにちは、コーファーです。

2/24~25の米国市場を振り返りたいと思います。

詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。 

米国株式市場の主な指数動向

主な指数の現在値&先週末比

まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。

指数 現在値 先週末比
S&P500 4,288.70 +1.50%
NASDAQ 13,473.58 +3.34%
NYダウ 33,223.83 +0.28%
ラッセル2000 1,996.00 +2.67%

今日の株式市場は、NASDAQとラッセル2000を中心に反発し、大きく上昇しました。

Cofer
Cofer

地政学的リスクで下がりきったテクノロジー株や小型株が、安値で拾われる動きが活発な1日となりました。

1 日の指数推移

次に、1日の株価の動きです。

ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始し、多数の軍事インフラの破壊、首都キエフの攻撃などの報道が流れ、株価は大きく下落して始まりました

安値拾いの買いによって、朝方にかけてゆっくり下げ幅を縮小する展開でしたが、バイデン大統領が主要7カ国(G7)の首脳と協議後、追加制裁措置を発表したことを受けて、株価は上昇スピードを早めていきました。追加制裁は、ロシアの銀行を対象として、ドル、円、ユーロ、ポンドでビジネス取引を行う能力を制限する内容です。

S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。

米10年債利回り(下のグラフの赤)は一時1.9%を割ったところから、1.9%後半まで上昇しています。

Cofer
Cofer

今日の株式市場は反発しましたが、欧米がロシアへの経済制裁を強めたことで、サプライチェーンの混乱や、資源や穀物の価格高騰など、世界的にインフレを加速させ、景気を冷やすのではないかという懸念は広がりますね。

主なセクター単位の動き

参考サイト:ブルームバーグ

 

情報技術(Information Technology)セクターが+3.47%と大きく上昇しました。エヌビディア($NVDA)を中心に半導体は全面高となっています。マイクロソフト($MSFT)やセールスフォース・ドット・コム($CRM)などソフトウエア関連も上昇しています。

その他、アルファベット($GOOG)、アマゾン($AMZN)、テスラ($TSLA)などの主力株が上昇したことで、コミュニケーションサービス(Communication Service)や一般消費財(Consumer Discretionary)セクターも上昇しています。

一方、生活必需品(Consumer Staples)、金融(Financials)、エネルギー(Energy)は、それぞれプロクター・ギャンブル($PG)、JPモルガン($JPM)、エクソンモービル($XOM)などの中心となる銘柄の下落とともに下がっていました

主な個別株の動き(主な企業の決算)

市場オープン前 決算発表企業
モデルナ($MRNA)
売上高(B) EPS
株価前日比
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
20.91 21.34 1.71 1.78 +15.03%

第4四半期の売上、EPS共に市場予想を上回りました。また、22年秋に向けてオミクロン株に特化したワクチンや、オミクロン型と従来型のウイルスの双方への効果を高めた次世代型ワクチンの開発に関しても発表しています。市場はこれを好感し、前日比+15.03%と大幅上昇しています。

アリババ・グループ ($BABA)
売上高(B) EPS
株価前日比
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
× 246.62 242.58 16.02 16.87 -0.72%

第4四半期はEPSは市場予想を上回りましたが、売上高は外しました。四半期の増収率が20%を下回り、2014年の上場以来、最も低い増収率となっています。独身の日の販売総額の伸びも過去最低となるなど、中国景気が減速し、消費者が支出を控えたのが影響していそうです。株価は前日比-0.72%となりました。

市場終了後 決算発表企業
ブロック ($SQ)
売上高(B) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
4.05 4.08 0.2311 0.27

ホリデー期間中の小売店での買い物が増加したことなどが寄与し、売上高、EPS予測はクリアしていますが、大きなサブライズはない決算だった印象です。

エッツィ($ETSY)
売上高(M) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
684.69 717.14 0.753 1.11

売上高、EPS予測はクリアしていますが、第1四半期の売上高見通しは市場予想を下回っています。
投資家がこの決算をどう判断するか注目です。

コインベースグローバル($COIN)
売上高(B) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
1.93 2.5 1.9 3.32

売上高、EPS予測は大きく予想をクリアしました。一方で、第1四半期の見通しでは、リテールの月間取引ユーザーと、総取引量が減少すると考えていると報告しています。

 

本日(2/24~25)の市場まとめ

・ロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始し、株価は下落してはじまるが、テック株や小型株を中心に安値拾いの買いで反発。1日をかけて上昇
市場オープンから朝方まではゆっくり下げ幅を縮小する展開も、バイデン大統領がロシアへの追加制裁措置を発表した後に上昇ペースを早める
・半導体やソフトウエアなど情報技術セクターが大きく上昇する一方で、金融、生活必需品、エネルギーは下落
・決算発表では、モデルナ($MRNA)が決算クリアで+15.03%アリババ・グループ($BABA)は売上高を外したものの株価ステイ

今日は反発して上昇していきましたが、慎重に市場を見極めることは引き続き重要だと思います。

以上、コーファーでした。

 

【関連リンク】

先週のマーケット確認はコチラ
指数推移セクターごと株価動向

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指数推移セクターごと株価動向

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