2分で米国株式市場をざっくり理解!1週間の主な企業決算とセクター単位動向(1/24~29)

【米国株式】週間振り返り
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こんにちは、コーファーです。

投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。

1/24~29の米国市場で、主な企業決算とセクター単位動向を振り返りたいと思います。

詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、2分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。 

セクターくくりで見た今週のポイント

S&P500の週間騰落は、下図の通りです。※参考サイト:https://finviz.com/

その中でポイントは以下4点になります。

1.  テクノロジーセクター、決算で明暗分かれる!好決算のアップルやマイクロソフトが上昇
2.  金融セクターは、金利上昇に伴い全体的が上向き。好決算のビザやマスターカードが強い
3.  エネルギーセクターは1週間好調も、シェブロンの中期見立て報告で週末にやや崩れる
4. テスラが大幅下落!その他セクターの大手企業も、決算次第で株価の明暗分かれる

一つずつ、見ていきましょう!

今週のテックセクター

テクノロジーセクター、決算で明暗分かれる!
好決算のアップルやマイクロソフトが上昇

売上高(B) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
a $MSFT マイクロソフト 50.65 51.73 2.31 2.48
b $AAPL アップル 118.68 123.95 1.89 2.1
c $INTC インテル 18.33 19.53 0.9042 1.09
d $TXN テキサス・インスツルメンツ 4.43 4.83 1.95 2.27
e $IBM インターナショナル・ビジネス・マシーンズ 16.09 16.7 3.3 3.35

今週決算発表のあった企業をこうして並べてみると、全ての企業が好業績に見えますが、良い中期見通しを出した企業は上がり、中期見通しに不安が残る企業が下げる展開となりました。

具体的には、半導体セクターのインテル($INTC)は第4・四半期の売上高が過去最高を更新する良いトピックスはあるものの、22年第1・四半期の利益見通しが市場予想を下回りました。結果的に、前週比-8.28%と大幅に下がっています。

逆に、供給混乱を巡る懸念が行き過ぎだったことを示唆する強い決算となったアップル($AAPL)は先週比+4.88%、中期の売上高がクラウド部門がけん引して市場予想を上回ると予想したマイクロソフト($MSFT)は先週比+4.13%と株価を引き上げています。

今週の金融セクター

金融セクターは、金利上昇に伴い全体的に上向き。
好決算のビザやマスターカードが強い

売上高(B) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
f $V ビザ 6.79 7.06 1.7 1.81
g $MA マスターカード 5.17 5.22 2.21 2.35

金利上昇に伴い、金融株はセクター全体が比較敵堅調でした。

その中でも決算発表のあった、クレジット関連銘柄は、旅行関連の支出が増えたことで決済額が増加し好決算となりました。ビザ($V)は前週比+10.72%、マスターカード($MA)も前週比+7.72%と大幅上昇しています。

今週のエネルギーセクター

エネルギーセクターは1週間好調も、
シェブロンの中期見立て報告で週末にやや崩れる

売上高(B) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
h $HAL ハリバートン・カンパニー 4.09 4.28 0.3406 0.36
i $CVX シェブロン 44.68 48.13 × 3.1 2.56

1/24に決算発表した、石油や天然ガスの資源開発を支援することで知られるハリバートン($HAL)は、第4・四半期売上高とEPSをクリアしたことに加え、四半期配当を増配したことや、2022年の見通しを強気に見ていることが好感されて株価を引き上げていました

エネルギーセクターは、他のセクターの株が下がる中、堅調に推移していましたが、週末に決算発表したシェブロン($CVX)の決算で、EPSが市場予想を下回った上に、22年の低調な石油・ガス生産見通しを発表したことで、セクター毎振るわない展開となっています。

ただ、最終日まで好調だったので、週間で見ると、ハリバートン($HAL)は+13.87%、シェブロン($CVX)も+2.92%という結果になっています。

その他セクタートピックス

テスラが大幅下落!
その他セクターの大手企業も、決算次第で株価の明暗分かれる

売上高(B) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
j $TSLA テスラ 16.88 17.72 2.25 2.54
k $GE ゼネラル・エレクトリック × 21.34 20.3 0.845 0.92
l $LMT ロッキード・マーティン 17.66 17.73 7.15 7.47
m $BA ボーイング・カンパニー × 16.66 14.79 × -0.34 -7.69

テスラ($TSLA)は、売上高・EPS共に市場予想をクリアしたのですが、中期の見立てが引き金で前週比-10.34%と大幅に売り込まれました。サプライチェーンの問題で、サイバートラックの生産を来年まで延期したことと、低価格帯EVの開発は現在行っていないとしたマスク氏の発言が弱材料になった模様です。

その他では、決算が思わしくないゼネラル・エレクトリック($GE)は-4.36%、ボーイング($BA)は-7.24%は売り込まれましたが、ロッキードマーティン($LMT)は+5.91%と上昇しました。

 

まとめ

改めて、ポイントは以下4点になります。

1.  テクノロジーセクター、決算で明暗分かれる!好決算のアップルやマイクロソフトが上昇
2.  金融セクターは、金利上昇に伴い全体的が上向き。好決算のビザやマスターカードが強い
3.  エネルギーセクターは1週間好調も、シェブロンの中期見立て報告で週末にやや崩れる
4. テスラが大幅下落!その他セクターの大手企業も、決算次第で株価の明暗分かれる

年初以来、全体的に株価が下がっている傾向はあるものの、好決算企業はしっかり株価を引き上げています。引き続き、企業決算に注目していきましょう!

以上、コーファーでした。

マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!

 

【関連リンク】
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