こんにちは、コーファーです。
投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。
1/24~29の米国市場を振り返りたいと思います。
詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、2分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
米国株式市場の主な指数動向
主な指数の現在値&先週末比
まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。
指数 | 現在値 | 先週末比 |
S&P500 | 4431.85 | +0.77% |
NASDAQ | 13770.57 | +0.01% |
NYダウ | 34725.47 | +1.34% |
ラッセル2000 | 1968.51 | -0.98% |
今週はNYダウ、S&P500は上昇、NASDAQは横ばい、ラッセル2000が下落という形で明暗分かれる結果となりました。
ラッセル2000は、米国の代表的な小型株指数なので、今週1週間を通して、小型株が売り込まれたということですね
主なトピックスと指数推移
次に、この1週間での主なトピックスです。
主なトピックス | |
1/24~25 | ・ラッセル2000が+2.29%と大幅下落。小型株中心に安値拾いの買いが入る |
1/25~26 | ・4指標全面安。テクノロジーセクター中心に売られる、NASDAQ-2.28% |
1/26~27 | ・前半は株価が全体的に上昇して始まるが、FOMCの声明や会見後に大きく米10年債利回りが上昇し、株価が急落。着地としては主要3指数が横ばい、ラッセル2000は-1.38%と大幅下落継続 |
1/27~28 | ・前日の流れを引き継ぎ、NASDAQ、ラッセル2000が大きく下げ、グロース株、小型株中心に売られる展開。セクター別にみると半導体が大きく下落。唯一エネルギーセクターのみ上昇 |
1/28~29 | ・久しぶりの4指数全面高。前日と反対の動きで、グロース株、小型株中心に安値拾いの買いが入り、エネルギーセクターが下落 ・個別株で見ると、企業決算の結果で明暗わかれる |
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先週末1/21終値(1/24始値)からの株価推移と、その背景を合わせてまとめると、以下のようになります。
下図のように、米10年債利回り(US10Y:紫)と株価の推移を合わせて確認してみると、FOMC会見後からしっかり逆相関していますが、1/29の朝の動きは連動しているようにも見えるため、週明けの動きには注目したいところです。
一般論ですが、長期金利が上昇すると株価が下がる関係と言われています。
長期金利が上がると債券の価格が下がり、債券が買いやすくなるため、投資家の関心が株から債券に流れてしまう。結果、株価が下がって債券の価格が上がるというメカニズムですね。この長期金利のベンチマークが、米10年債利回りです。
セクター毎の株価や、主な企業決算がどうだったのか、詳しく知りたい人はコチラ → ■
米国株式市場動向に影響するニューストピックス
今週、米国株式市場に影響を与えた、押さえておくべきニュースはやはりコレです。
ニュース | 要約 | リンク |
FOMC声明&会見
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・声明は、利上げが「間もなく適切になる」と表現。事実上3月利上げの可能性示す
・バランスシート縮小は、利上げ後に実施する ・資産購入について予定通り完了する(3月初めに終了) ・会見にて、パウエル議長はインフレ率が高止まりし、悪化する兆しがある中、今年は金融引き締めを着実に進め、パンデミック下での緩和政策から脱却する姿勢を強調 ・質疑で、毎会合で利上げを決定する可能性も排除しない姿勢 ・利上げとバランスシート圧縮のペースについては、ほぼ何もきまっていないと説明 |
ロイター |
ブルームバーグ | ||
ブルームバーグ |
FOMCの会見後、株価が急落したわけですが、パウエル議長は、金融引き締めを着実に進める姿勢を強調し、質疑で、毎会合で利上げを決定する可能性や、利上げを0.5%にするなど度合いについて否定しなかったことで、金利上昇と株安を引き起こしたと推測されます。
一般論ですが、利上げを行うと、
・企業の借入れコストが上昇し、設備投資の縮小を行う
・個人消費でも住宅ローン金利が上昇し、住宅購入を見送る
などが想定され、企業業績低迷への不安が高まり株価は下落するというメカニズムですね。会見はこの不安をあおる内容になってしまったと推測されます。
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以上、コーファーでした。
マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!
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