1/25~26 IMF経済見通し、米国&中国の経済成長は下方修正。米消費者信頼感指数で、今後6カ月間に大規模消費する割合が増加!

【米国株式】1日振り返り
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こんにちは、コーファーです。

投資戦略をアップデートする際に活かしてもらえるよう、3分くらいで簡単にチェックできる、米国株式市場の動向と、市場に影響するニューストピックスを紹介しています。

昨晩(1月25日)から、今朝(1月26日)にかけての情報です。

主な指数の現在値&前日比

まずは、指数の振り返りです。

指数 現在値 前日比
S&P500 4,356.45 -1.22%
NASDAQ 13,539.30 -2.28%
NYダウ 34,297.73 -0.19%
ラッセル2000 2,004.03 -1.45%

米国株式市場は、4指標全て下落となりました。

S&P主要11セクターの中では、エネルギーセクターが最も上昇していました。一方、テクノロジーセクターは下落率が最大となっています。

主要なニュースと市場動向

主なニュース
ニュース 要約 リンク
欧州ガス価格 ・欧州の天然ガス価格がほぼ3週間ぶりの大幅上昇
・ゴールドマン・サックスは、ウクライナ情勢の悪化でロシアとドイツを結ぶ海底パイプラインが制裁対象となれば、ロシア産ガスの欧州向け供給は、無期限で減少する恐れがあると指摘。価格は記録的な水準に達する可能性もあるとの見方を示す
ブルームバーグ
スウェーデンの通信機器大手エリクソン決算 ・第4・四半期決算は、コア利益が市場予想を上回る
・中国本土で市場シェアが低下したものの、5G網を導入する国が増え、通信機器の売り上げが伸びた
・ライバルのノキアとの競争激化や、スウェーデン政府が中国の通信機器大手、ファーウェイ製品を禁止したことを受けて、中国で通信契約を失ったことが重しとなっていた。
・中国の売上高の比率は全体の約3%に減少。スウェーデン政府がファーウェイ製品を禁止する前は10~11%だった。
ロイター
スイスの大手腕時計メーカー「スウォッチ」決算 ・2021年決算は、赤字だった前年から黒字に転換。売上高は30%近く増加
・2022年売上高伸び率は2桁台との予想を示す
・業界大手のロレックスや、アップルウオッチなどコネクテッドウオッチに市場シェアを奪われているのが現状
ロイター
1月独IFO業況指数(独IFO経済研究所) ・95.7。7カ月ぶりに上昇。予想94.7、昨年94.8
・供給網の目詰まりが改善し、工場生産が押し上げられ、輸出への期待が大幅に改善
・工業、貿易、小売業などあらゆる企業が一段の値上げを計画しているため、物価が下がる公算は小さいとの見方
ロイター
1月米消費者信頼感指数(CB) ・113.8と12月改訂値の115.2からやや低下。市場予想は111.8
・今後6カ月間に住宅、自動車、主要な家電製品を購入する予定の消費者の割合が全て増加
・短期的な成長見通しに対する期待は弱まり、2022年第1・四半期に成長が緩やかになる可能性に言及
ロイター
21年11月米20都市住宅価格指数(S&P・コアロジック/ケース・シラー) ・前年同月比18.3%上昇、予想18.0%、10月は18.5%上昇。4カ月続けて伸びが減速 ブルームバーグ
2022年世界成長見通し(国際通貨基金(IMF)) ・世界経済見通しは、22年の成長率予想を4.9→4.4%。
・米中の経済成長率を下方修正したことが主因
・米国5.2→4.0%、バイデン政権の巨額の歳出法案の議会未通過や、FRBの早期の金融引き締め、供給不足の継続が理由
・中国5.6%→4.8%、ゼロコロナ政策に伴う混乱や不動産デベロッパーの財務問題の長期化が理由
・先進国・地域の今年の平均インフレ率を2.3%→3.9%と予測。
・23年の予想は3.6→3.8%
ロイター

ニュースからポイントになりそうな部分を抜き出すと、

欧州の天然ガス価格が大幅に上昇しています。ウクライナ情勢の影響が大きいので、動向には注目しておきたいです。

エリクソンやスウォッチなど、米国市場以外の企業の好決算が出ています。米国企業の決算も予想を上回る決算が多い気がしますが、第4四半期決算は世界的に好調になるというJPモルガンの予想は当たっていそうですね。 →1/17のロイターのNEWS参照

米国の消費者信頼感指数で、今後6カ月間に住宅、自動車、主要な家電製品を購入する予定の消費者の割合が全て増加しているというのは、昨今の状況を踏まえると明るいニュースですが、IMFの世界経済の見通しでは、米国や中国の経済成長は下方修正され、世界経済の成長率が下がっています。下がる原因の中身はパンデミックだけでなく、政策による部分もありますので、今後の各国の政策動向を確認する必要がありそうですね。

 

主な企業決算

売上高(B) EPS 株価前日比
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績 1/26終値時点
$JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン × 25.28 24.8 2.12 2.13 2.86%
$MMM スリーエム・カンパニー 8.6 8.61 2.02 2.31 0.55%
$LMT ロッキード・マーティン 17.66 17.73 7.15 7.47 3.71%
$GE ゼネラル・エレクトリック × 21.34 20.3 0.845 0.92 -5.98%
$TXN テキサス・インスツルメンツ 4.43 4.83 1.95 2.27 -2.46%
$MSFT マイクロソフト 50.65 51.73 2.31 2.48 -2.66%
$HA ハワイアン・ホールディング 0.492 0.495 -1.66 -1.37 0.38%

株式市場が開く前後に決算発表した銘柄では、ゼネラル・エレクトリック($GE)は決算を外し売り込まれていましたが、好決算のジョンソン・エンド・ジョンソン($JNJ)、ロッキードマーティン($LMT)などは上昇しました。

株式市場全体としてはマイナストレンドで推移していますが、決算で株価の明暗が分かれているので引き続き注目していきたいですね。

 

市場動向の考察

米国株式市場の大きなトレンドとしては、引き続きの下落となっていますが、決算で明暗分かれる展開が続いていますので、市場全体に大きく影響を与える銘柄の決算には注目しておきたいところです。個人的には、直近では、テスラ($TSLA)が一番気になるところですね。

 

以上、コーファーでした。

マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!

 

【関連リンク】

昨日( 1/24~25)の振り返りはコチラ

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