こんにちは、コーファーです。
投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。
2/7~8の米国市場を振り返りたいと思います。
詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
米国株式市場の主な指数動向
主な指数の現在値＆先週末比
まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。
| 指数 | 現在値 | 先週末比 |
| S＆P500 | 4,483.87 | -0.37% |
| NASDAQ | 14,015.67 | -0.58% |
| NYダウ | 35,091.13 | +0.004% |
| ラッセル2000 | 2,012.60 | +0.51% |
今日の株式市場は、4指標ともフラットな着地となりました。
セクター単位での明暗は分かれてますが、指数全体としては大きな動きのない１日となりましたね。
1 日の指数推移
次に、１日の株価の動きです。
経済成長の恩恵を受けやすい景気敏感株を中心に買いが入る流れとなりました。後半にかけてグッと株価が下げていますが、これは主に高PERのハイテク株を中心に売り込まれたことが起因しています。金利の先高懸念が、高PER株を中心に上値を抑え、利益確定の売りで押し込まれたのではないかと思います。
S＆P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。
米10年債利回り（下グラフの赤）は先週末の雇用統計発表以降、1.9%台で高止まりしている状態で、前述した通り、高PER株の株価に影響しているという印象です。一方で、心理的な節目の2%は越えず止まっています。
一般論では、長期金利が上昇すると株価が下がる関係と言われています。長期金利が上がると債券の価格が下がり、債券が買いやすくなるため、投資家の関心が株から債券に流れてしまう。結果、株価が下がって債券の価格が上がるというメカニズムですね。この長期金利のベンチマークが、米10年債利回りですので、これからも株価とセットでしっかり推移を追っていきます！
主なセクター単位の動き
参考サイト：https://www.bloomberg.com/markets/sectors
原油価格の高騰の影響もあり、エネルギーセクターは連日好調で、+1.31%となりました。
コミュニケーションサービスが、-2.24%と大きく下げていますが、これはメタプラットフォームズ（$FB）の株価下落の影響を大きく受けたためです。詳細は後述します。
その他に傾向としてあったのは、経済の再開への期待感が高まり、下記の黄色囲みであるような、旅行・クルーズ関連、リゾート＆カジノ株、航空関連などが買われていました。
参考サイト：https://finviz.com/
高止まりする原油価格ですが、中国が春節を明けたため在庫を積み増すのではないかというニュースも流れていました。このような流れを受けて、更に価格を上げていく可能性があるので、エネルギー株の動向は引き続き注目していきたいですね。
参考：ブルームバーグ
主な個別株の動き
主な企業の決算
タイソン・フーズ（＄TSN）
| 売上高（B） | EPS | 株価前日比 |
Data参照リンク
|
||||
| 判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | 2/8終値時点 | |
| ◯ | 12.16 | 12.93 | ◯ | 1.94 | 2.87 | 12.23% | ■ |
原価上昇をしっかり価格に転換した結果、四半期利益がほぼ倍増し、市場予想を上回っています。
業績を好感し、株価が+12.23%と大幅上昇しています。
主なトピックス企業
メタ・プラットフォームズ（＄FB）
欧州のデータ規制を巡る問題のビジネス影響が懸念され、株価に影響が出ています。
欧州のデータ規制により、ユーザーのデータを欧州から米国に移転することが不可能になった場合、フェイスブックとインスタグラムのサービスを欧州から撤退するという内容です。欧州委員会の報道官は、協議に時間がかると説明しています。
このニュースを受けて、先週の急落からさらに-5.14%と株価を下げました。
参考：ブルームバーグ
ペロトン（＄PTON）
アマゾン（$AMZN）やナイキ（$NIKE）に買収されるという噂が流れています。
その影響を受けて、前日比＋20.93%と大幅上昇しています。
参考：ロイター
スピリット航空 （$SAVE）
米格安航空会社のフロンティア・グループ・ホールディングス（$ULCC）に買収されることが発表された影響で、株価が前日比+17.17%と大幅上昇しています。
参考：ロイター
以上、コーファーでした。
マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう！
【関連リンク】
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