3/2~3 ロシア・ウクライナの停戦協定意向の提示とパウエル議長の発言で安心感。エネルギー連騰や、金融反発など株価は全面高!

【米国株式】1日振り返り
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こんにちは、コーファーです。

3/2~3の米国市場を振り返りたいと思います。

詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています

米国株式市場の主な指数動向

主な指数の現在値&先週末比

まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。

指数 現在値 先週末比
S&P500 4,386.54 +1.86%
NASDAQ 13,752.02 +1.62%
NYダウ 33,891.35 +1.79%
ラッセル2000 2,058.87 +2.51%

今日の株式市場は、昨日から反発し全面高でした。
特に小型株中心で構成されるラッセル2000が大きく伸ばしました。

株高の背景は、ロシアがウクライナとの停戦対話を再開する意向を表明した影響と推測します。双方の立場は隔たりが大きいものの、停戦対話の継続自体が安心感に繋がったと考えられます。

また、FRBのパウエル議長が、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利上げを見送り、通常の0.25%にとどめる考えを示しました。大幅な利上げ懸念が和らいだことたことも相場に影響していそうです。

Cofer

Cofer

 

ロシアのウクライナ侵攻の影響を受け、エネルギー供給が滞ることが予測される流れで、WTI原油CFDの価格が一時110ドルを越え、連日上昇し続けています。引き続きのインフレ懸念がFRBの判断にも影響していきそうですね。

※原油とインフレの関係性を知りたい方はコチラ

1 日の指数推移

次に、1日の株価の動きです。
1日を通して右肩上がりの展開でした。

S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。

株高となりましたが、米10年債利回り(下のグラフの赤)も反発し、上昇する展開となりました。

 

主なセクター単位の動き

参考サイト:ブルームバーグ

11セクター全て上昇する展開となりました。

昨日最も下げていた、金融(Financials)は+2.55%と大きく反発しています。長期金利が上昇した流れで銀行株を中心に買われています。

昨日唯一上昇していたエネルギー(Energy)は続騰し、+2.22%となりました。その流れから、シェブロン($CVX)は連日最高値を更新し、+2.95%です。

その他、ここ数日上昇を続けていた、軍需関連株に利益確定と思われる売りが入っていて、ロッキード・マーティン($LMT)、ノースロップ・グラマン($NOC)はマイナスとなっています。

 

 

主な個別株の動き(主な企業の決算)

市場オープン前 トピックス発表企業
フォード($F)

急成長する電気自動車(EV)事業を、従来のエンジン車事業から切り離す組織再編を発表しました。これによる期待から株価は前日比+8.38%となっています。

 

市場終了後 決算発表企業
オクタ($OKTA)
売上高(M) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
359.91 383.02 -0.2419 -0.18

第4四半期の売上高、EPS予測をクリアしていますが、中期見通しは予想を下回る内容となりました。

 

シースリー・エーアイ($AI)
売上高(M) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
67.16 69.77 -0.2641 -0.07

売上高、EPS予測はクリアしましたが、一方で中期の営業損益の赤字幅が拡大するとの見通しを示しました。背景は、製品や技術優位性の向上、エコシステム、供給能力の強化に積極的に投資するとの内容です。

 

スノーフレーク($SNOW)
売上高(M) EPS
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績
372.73 383.77 0.0279 0.121

第4四半期は、売上高、EPS共にクリアしています。一方で、中期の売上高の見通しも出していますが、これまでの成長率から鈍化する計画となっています。

 

 

本日(3/2~3)の市場まとめ

・株式市場は、4指標(S &P500,NASDAQ,NYダウ,ラッセル2000)全面高
・株高の背景は、ロシアがウクライナとの停戦対話を再開する意向を表明したこと、FRBのパウエル議長発言で、3月FOMCでの大幅な利上げ懸念が和らいだこと
米10年債利回りも反発し上昇
11セクター全て上昇する展開
・長期金利が上昇した流れで銀行株を中心に買われ、金融は大きく反発上昇
・原油高影響などでエネルギーは続騰
・事業管理体制再編成でフォード($F)が前日比+8.38%
・引け後の決算は、スノーフレーク($SNOW)やシースリー・エーアイ($AI)など、短期業績はクリアするも中期見通しが思わしくない内容が相次ぐ

 

今日は反発しましたが、この流れがどこまで続くか油断できないですね。引き続き、地政学的リスクとFRBの動き、両方の視点から確認しておきたいところです。FRBの判断は、インフレ状況や雇用が影響しますので、今週発表が相次ぐISM景況指数や雇用統計などの経済指標は、しっかりチェックしたいですね。

 

※ 月初にチェックすべき経済指標を知らない人はコチラ

 

以上、コーファーでした。

 

【関連リンク】
先週のマーケット確認はコチラ
指数推移セクターごと株価動向

同一週の他の日の動きはコチラ
2/28~3/13/1~2

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