こんにちは、コーファーです。
2/23~24の米国市場を振り返りたいと思います。
詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
米国株式市場の主な指数動向
主な指数の現在値&先週末比
まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。
指数 | 現在値 | 先週末比 |
S&P500 | 4,225.50 | -1.84% |
NASDAQ | 13,037.49 | -2.57% |
NYダウ | 33,131.76 | -1.38% |
ラッセル2000 | 1,944.09 | -1.82% |
今日の株式市場は、昨日(2/22~23)に続き、4指標全て続落となりました。
テクノロジー株が中心のNASDAQが特に売り込まれています。投資家が高PERの株式から資金を抜いて、比較的安全なところに資金を移す動きが続いている気がしますね。
1 日の指数推移
次に、1日の株価の動きです。
ロシアがウクライナ東部の親ロシアの地域に対して派兵を決めた流れで、ウクライナが非常事態宣言をしたり、政府系サイトへのサイバー攻撃が発生するなどの事件も起き、さらに地政学的な緊張が高まっています。結果、1日を通して株価が下落していきました。
明け方に、バイデン大統領がロシアに対する経済制裁の対象をノルドストリーム2に拡大したとの情報も入り、引け前にさらに売り込まれる不安定な展開となりました。
S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。
米10年債利回り(下のグラフの赤)は一時2%に迫るも、1.9%後半で推移しています。
ロシア・ウクライナ情勢での市場の混乱はまだまだ続きそうです。
主なセクター単位の動き
参考サイト:https://www.bloomberg.com/markets/sectors
11セクターのうち、エネルギーを除く10セクターがマイナスとなりました。
エネルギー(Energy)セクターは前日比+1.01%、シェブロン($CVX)が+2.38%と牽引しています。
昨日(2/22~23)に引き続き、下げ幅が大きかったのは、一般消費財(Consumer Discretionary)セクターで、-3.42%です。次いで情報技術(Information Technology)セクターも-2.56%と大きく下落しています。
テスラ($TSLA)-7.00%、エヌビディア($NVDA)-4.29%、アマゾン($AMZN)-3.58%などの下げが目立っていました。
主な個別株の動き(主な企業の決算)
市場オープン前 決算発表企業
ロウズ・カンパニーズ ($LOW)
売上高(B) | EPS |
株価前日比
|
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | ||
◯ | 20.91 | 21.34 | ◯ | 1.71 | 1.78 | +0.23% | ■ |
第4四半期の売上、EPS共に市場予想を上回りました。前日に決算発表したホーム・デポ($HD)の決算が思わしくなかったことで、不安視されていましたが、ロウズ・カンパニーズ($LOW)の通期の見通しは、売上高、EPS共に引き上げる好決算でした。マーケット全体が下落する中で、前日比+0.23%と横ばいで止まっています。
市場終了後 決算発表企業
イーベイ ($EBAY)
売上高(B) | EPS |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | |
◯ | 2.61 | 2.61 | ◯ | 0.998 | 1.05 | ■ |
売上高、EPS予測はクリアしていますが、売上高の増加が小幅となりました。コロナ禍で盛り上がっていたネット通販の需要が鈍化している、もしくはアマゾン($AMZN)やウォルマート($WMT)などとの競争激化の様相が推測される決算となりました。
ブッキング・ホールディングス($BKNG)
売上高(B) | EPS |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | |
◯ | 2.86 | 2.98 | ◯ | 13.4 | 15.83 | ■ |
売上高、EPS予測はクリアし、オミクロン株の影響を受けながらも、しっかり回復をしていることを示しました。
本日(2/23~24)の市場まとめ
・バイデン大統領が具体の制裁内容に触れた後、さらに下落して全面安
・エネルギーを除く10セクターが下落。一般消費財セクターが-3.42%、情報技術セクターが-2.56%と大きく下げる。
・決算発表では、ロウズ・カンパニーズ ($LOW)は好決算も地合いに押されて株価はステイ
・イーベイ ($EBAY)の決算発表でコロナ禍のネット通販の需要鈍化、ブッキング・ホールディングス($BKNG)の決算発表で旅行需要の回復が示唆された
ロシアの動きが激しさを増して市場が動揺しています。
今は慎重に、引き続き動向もチェックしながら、投資戦略を練っていきましょう!
以上、コーファーでした。
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指数推移 セクターごと株価動向
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指数推移、セクターごと株価動向
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