2/3~4 メタプラットフォームズ($FB)株価大暴落!日本円で約29兆円の時価総額が吹っ飛ぶ。連れ安で株式市場が大荒れの1日

【米国株式】1日振り返り
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こんにちは、コーファーです。

投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。

2/3~4の米国市場を振り返りたいと思います。

詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。 

米国株式市場の主な指数動向

主な指数の現在値&先週末比

まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。

指数 現在値 先週末比
S&P500 4,477.44 -2.44%
NASDAQ 13,878.82 -3.74%
NYダウ 35,111.16 -1.45%
ラッセル2000 1,991.03 -1.90%

今日の株式市場は、NASDAQの下落を中心に、全面安となりました。

Cofer
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多くのニュースで、メタショックと取り上げられるほど、メタプラットフォームズ($FB)の株価暴落とその動きによる連れ安で株式市場が荒れた1日となりましたね。

1 日の指数推移

次に、1日の株価の動きです。

プレマーケットの段階で、メタプラットフォームズ($FB)の株価が-20%以上となり、他のデジタル広告銘柄、メタバース関連銘柄はもちろんのこと、ハイテク株全般が連れ安となっていて、大荒れの展開が見えていました。市場オープン後は、1日を通して下落が続く流れとなりました。

大きく売り込まれたNASDAQ指数への影響はもちろん、S&P500の下げの大部分はメタプラットフォームズ($FB)の影響と考えて問題ないレベルの影響です。

S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。

メタプラットフォームズ($FB)を中心とした株安が大きな流れではありましたが、別の観点で見ると、米10年債利回り(下グラフの赤)が1.8%台で推移し、高止まりしている状況でした。高PERの銘柄が相対的な割高感を意識され、株安につながった部分もあったと考えられます。

Cofer
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一般論ですが、長期金利が上昇すると株価が下がる関係と言われています。
長期金利が上がると債券の価格が下がり、債券が買いやすくなるため、投資家の関心が株から債券に流れてしまう。結果、株価が下がって債券の価格が上がるというメカニズムですね。この長期金利のベンチマークが、米10年債利回りですので、これからも株価とセットでしっかり推移を追っていきます!

主な企業の決算とセクター毎の動き

S&P500のセクター毎騰落

参考サイト:https://www.bloomberg.com/markets/sectors

上図のように、11セクター中、10セクターが前日比マイナスとなる展開でした。

生活必需品(Consumer Staples)セクターは、プロクター・アンド・ギャンブル($PG)などを筆頭に株価を維持し、唯一のプラスとなりました。

一番落ち込みが大きいのは、コミュニケーションサービスセクターで、前日比-6.83%。メタプラットフォームズ($FB)の大幅下落の影響です。他のソーシャルメディア企業、例えばツイッター($TWTR)なども売られる展開となりました。

また、アマゾン($AMZN)が決算発表を控え、警戒した売りが入るなどの影響も寄与し、一般消費財(Consumer Discretionary)セクターも-3.57%という結果です。

※上記説明に出てきた銘柄を黄色囲み↓

参考サイト:https://finviz.com/

Cofer
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メタプラットフォームズ($FB)の急落ですが、1日としては過去最大となる時価総額の急減を記録したそうです(※)。約2513億ドル、日本円で約28兆9000億円が失われたという規模感とは恐ろしいですね。日本企業で考えると、2022年2月4日現在ではトヨタ以外は時価総額20兆円未満なので、その規模の大きさをイメージしてもらえると思います。(※)参照先:ブルームバーグ記事

 

主な企業の決算
売上高(B) EPS 株価前日比
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績 2/4終値時点
$AMZN アマゾン・ドット・コム × 137.75 137.41 3.71 27.75 -7.81%
$SNAP スナップ 1.2 1.3 -0.09 0.01 -23.60%
$PINS ピンタレスト 0.83 0.85 0.46 0.49 -10.32%
$U ユニティ ソフトウェア 0.30 0.32 -0.07 -0.05 -9.28%
アマゾン($AMZN)の決算は、売上高は予想を外しましたが、EPSは大きく上回りました
ゲームやリモートワークによる需要拡大でクラウド事業が予想を上回る好調さとなりました。また、輸送コスト、賃金上昇を相殺するために、米国のプライム会費を引き上げるなどの発表もしています。メタプラットフォームズ($FB)の影響もあり、決算前の警戒売りがありましたが、市場は決算を好感しており、アフターで株価を上げる展開です。

また、写真・動画共有アプリのスナップ($SNAP)、画像検索・共有サービスのピンタレスト($PINS)、ゲームやメタバース関連銘柄のユニティ($U)はいずれもメタプラットフォームズ($FB)との連れ安で大幅に株価を下げていましたが、いずれも好決算によりアフターで株価を引き上げています

 

以上、コーファーでした。

マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!

【関連リンク】
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