米国株式市場に影響しそうな1/31~2/1の主なニュースまとめを紹介。世界のIPO状況、米FRB高官発言まとめなど

【米国株式】1日振り返り
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こんにちは、コーファーです。

投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。

1/31~2/1の米国市場に影響しそうな主なニュースを振り返りたいと思います。

日々流れてくるニュースを細かくチェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、3分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。

主な世界経済ニュース

世界のニュース
ニュース 要約 リンク
世界のIPO状況 ・年初からの全世界のIPO(新規株式公開)は、総額267億ドル
2021年の同じ時期を60%下回る
市場が混乱する中、撤回される案件が増え、2022年これまでに撤回されたIPOは世界全体で総額62億ドルと、前年のほぼ2倍
ロイター
1月ビットコイン動向 ・2022年1月は、仮想通貨が急落した2018年以降で最大の下落率となる見通し
・1月に入ってビットコインが上昇した日は合計11日のみ(1月30日時点)、取引日の約65%は下落したことになる
・他の暗号資産も売られ、規模が2番目に大きいイーサリアムは月間約30%下落
ブルームバーグ
世界債券発行額予測(S&Pグローバル) ・金利上昇により、2022年の世界での債券発行額が前年-2%の予測を発表。コロナ前の経済活動への回復を見込む
・非金融企業の債券発行額は-5~-15%、銀行や金融機関の金融関連は横ばい、または緩やかに伸びるとの見通し
・予測に対する主要なリスクは、FRBがインフレ対策に積極的に対応しすぎて、金利の急騰や市場の凍結、経済活動や収益の低下を招くかどうか
・その他の不確実性として、世界での選挙動向、パンデミックの進展、地政学的リスク
ロイター
Cofer
Cofer

1月は金利上昇観測だけでなく、コロナ影響を受けた景気減速と、地政学的緊張の高まりなども相まって、世界の株式や暗号資産が大きく落ち込んでいますね。IPO銘柄も含み、リスクを取らない傾向が明確になっています。

米国以外の地域ニュース
ニュース 要約 リンク
ユーロ圏21年第4・四半期GDP(欧州連合(EU)統計局) 前期比+0.3%に鈍化。市場予想と一致。前年同期比では+4.6%。コロナに伴うロックダウンからの回復が続いている。
・国別では、フランスが前期比+0.7%、前年同期比+5.4%。イタリアは前期比+0.6%、前年同期比+6.4%。ドイツは前期比-0.7%、前年同期比+1.4%
ドイツ経済が低迷したが、フランス、イタリア経済が補った

・21年のGDPを前年比+5.2%と推定
ロイター
ECB利上げ開始エコノミスト予測(ブルームバーグ調査) ECBの利上げはまだ1年半以上先になるとの予測
・ECBは債券購入を2023年3月に終了させ、それにより同年9月の初回利上げに道が開かれるとエコノミストらは見込む
・調査回答者の大半は、現在5%のユーロ圏インフレ率が来年にはECB目標の2%を下回ると予想
ブルームバーグ
Cofer
Cofer

どの市場に投資するのが良さそうかと、投資家は常に考えているので、米国以外の経済ニュースもしっかり押さえておきたいですね!

主な米国ニュース

ニュース 要約 リンク
22年米GDP成長率見通し(ゴールドマンサックス) 3.8→3.2%に引き下げ
・財政支援策が削減され、オミクロン変異株の感染拡大が重しとなる中、米経済成長は年初に急減速する可能性が高いことが要因
・第1四半期のGDP成長率予想を年率で2.0→0.5%へ下方修正
ロイター
21年第4四半期、米商工ローン需要(FRB) 商工ローン需要が大幅に伸び、需要が「増えた」との回答から「減った」との回答を差し引いた割合は2014年以来の高水準 ロイター
米FRB高官発言 ・米FRBの4人の高官は異口同音に、金融緩和策からの脱却を開始する時に来ているとの認識を表明
市場では年内に5〜6回、もしくは7回の利上げが必要になるとの観測があるが、4人の高官は今後の引き締めサイクルについて明確な道筋を示さず、慎重な言い回しに終始
ロイター
Cofer
Cofer

引き続き、FRBの金融政策に注目が集まっていますが、昨日のニュースで続々上がっていたFRB高官発言はコンサバティブなものが多かった印象です。
昨日のニュースではありませんが、1/29のアトランタ地区連銀ボスティック総裁の「50bpの利上げが必要かも」発言が印象的でしたね。

上記のFRB高官発言ですが、それぞれの発言がどうも頭に入ってこないので、表組みにして並べてみましたので、ご参考までに。↓

話者 発言場所 発言(ロイター記事より原文ママ引用 ※引用元 →
サンフランシスコ地区連銀 デイリー総裁 ロイターの電話インタビュー 1/31 「われわれは明確に3月に利上げを行う態勢にある」
「ただ、その後は経済指標を精査したい。オミクロンを通過する必要があるのでそれも確認したい」
リッチモンド地区連銀 バーキン総裁 CNBC 1/31 「FRBにとってより好ましい立ち位置を確保したい」
「好ましい立ち位置とは明らかに現在よりも中立に近いものになり、(そこに到達する)ペースはインフレのペースに左右される」
アトランタ地区連銀
ボスティック総裁
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビュー 1/29 「毎回の会合で全ての選択肢が検討対象になる」
50bpの利上げが必要もしくは適切な状況になったことがデータで示されれば、私はそちらに傾くだろう。連続した会合での行動が理にかなえば、そうすることに違和感はないだろう」
ヤフーファイナンスのインタビュー 1/31 「状況がどう推移するかや、米経済がFRBの最初の動きにどのように反応するかについて、非常に慎重に検証する必要が生じるだろう」
「われわれは特定の軌道に固定されているわけではない。何が起きているのかは経済指標を見れば分かるだろう」
カンザスシティー地区連銀 ジョージ総裁 インディアナのエコノミッククラブが開催したイベント 1/31 「予想外の調整で経済を混乱させることには誰も関心を持っていない」
「金融緩和からの脱却に関する決定でFRBは慎重な対応が必要になるだろう」

 

以上、コーファーでした。

マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!

【関連リンク】
1/31~2/1の主な指数と企業決算、セクター毎の動向はコチラ →  
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