こんにちは、コーファーです。
1/21~22の米国市場を振り返りたいと思います。
主な指数の現在値&前日比
まずは、指数の振り返りです。
指数 | 現在値 | 前日比 |
S&P500 | 4,397.94 | -1.89% |
NASDAQ | 13,768.92 | -2.72% |
NYダウ | 34,265.37 | -1.30% |
ラッセル2000 | 1,987.92 | -1.78% |
今日も4指標全て引き続き厳しい展開が続いています。
S&P500は年初に更新した終値での最高値から-8.3%となりました。
調整局面に突入したNASDAQは2021年11月に付けた終値での最高値から-14.3%となり、2021年6月以来の安値で引けています。
NYダウに関しても、6営業日続落で、これは2020年2月以来の最長だそうです。
米10年債利回りは1.770%と若干下げていますが、金利が下がっても株も下がるというリスクオフムードになっているように思います。
主要なニュースと市場動向
主なニュース
ニュース | 要約 | リンク |
12月英小売売上高(英国立統計局(ONS)) | ・前月比-3.7%。前年同月比-0.9%。ロックダウン中だった2021年1月以来の大幅な落ち込み ・消費者が例年より早くクリスマスの買い物をしたことや、オミクロン株流行により外出を控えたことが要因 ・食品を除く売上高は前月比-7.1% |
ロイター |
独、22年成長率予想(年次経済報告書草案) | ・2022年の経済成長率見通しを従来予測の4.1%→3.6%に下方修正する見通し ・パンデミックによって企業にさらなる負担がかかり、半導体などでの供給上のボトルネックが続くことで、企業の成長が一段と制限される見込み ・2022年のインフレ率は平均で3.3%に達する見込み。21年は3.1% ・食品とエネルギー価格を除くコアインフレ率は2.5%と見込む |
ロイター |
半導体株、SOX指数動向 | ・20日の米株式市場では、半導体株が下落 ・フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.3%下落し、昨年10月下旬以来の安値で終了 ・今週の下落率は10%を上回り、週間ベースでは2020年3月以降で最も大きい。昨年12月に付けた最高値から13%下げた ・20日に値下がりが目立ったのはエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロン・テクノロジー、ブロードコムなど。 |
ブルームバーグ |
暗号資産動向 | ・ビットコインは21日の市場で下げ幅を拡大。一時3万8000ドルを下回り、6カ月ぶりの安値に ・イーサリアムは一時11%値下がりして3000ドルを割り込む。ソラナとカルダノ、バイナンスコインも安い ・今週は世界的に相場の変動が大きく、投資家は高リスクの賭けを手じまった |
ブルームバーグ |
12月米景気先行指数(CB(コンファレンス・ボード)) | ・前月比+0.8%。伸びは11月+0.7%から加速し、市場予想と一致 ・今後の見立てでは、第1・四半期は年率2.2%まで鈍化すると予想。オミクロン変異株や労働力不足、インフレ圧力、FRBによる利上の可能性といった逆風が鈍化する見立ての背景 ・一方、22年通年では3.5%の成長を見込む |
ロイター |
主な企業決算
売上高(B) | EPS | 株価前日比 |
Data参照リンク
|
||||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | 1/22終値時点 | |||
$NFLX | ネットフリックス | ◯ | 7.71 | 7.71 | ◯ | 0.8454 | 1.33 | -21.79% | ■ |
↑決算発表は1/20でしたので昨日も掲載していますが、株価騰落率が大きいため再掲
市場動向の考察
FRBがインフレ対応をより積極的に進めるのではないかとの懸念から、米債利回りが急上昇する流れで、年初から株価が低迷するスタートを切っていますが、金利が若干落ち着いても株価は引き続き下落を続け、さらに暗号資産なども売られるという完全なリスクオフの状況です。
決算で見通しが思わしくなかったネットフリックスですが、株価-21.79%は、業績だけでなくリスクオフの流れの象徴となる暴落だったように思います。
経済動向に関しても、米国コンファレンス・ボードの報告で、第1・四半期の経済成長が鈍化する見立てというニュースも流れてきていて、引き続き厳しい状況は続きそうです。
来週はIBM、マイクロソフト、アップルなど注目企業の決算も多数ありますが、1/27開催のFOMCが一番注目すべきポイントになりそうですね。
以上、コーファーでした。
【関連リンク】
昨日( 1/20~21)の振り返りはコチラ
※ 最新の米国市場Daily/Weeklyマーケット情報はコチラから↓
コメント