こんにちは、コーファーです。
2/17~18の米国市場を振り返りたいと思います。
詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
米国株式市場の主な指数動向
主な指数の現在値&先週末比
まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。
指数 | 現在値 | 先週末比 |
S&P500 | 4,380.26 | -2.12% |
NASDAQ | 13,716.72 | -2.88% |
NYダウ | 34,312.03 | -1.78% |
ラッセル2000 | 2,028.09 | -2.46% |
今日の株式市場は、4指標全て大幅下落となりました。
今日は、いわゆる「おはぎゃー」の株式市場でしたね。NYダウは下落幅が今年最大の結果になりました。
1 日の指数推移
次に、1日の株価の動きです。
バイデン大統領が、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が非常に高いと述べ、地政学的リスクが不安視されたことで、株式市場は右肩下がりの展開となりました。
S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。
2%超えで推移していた米10年債利回り(下のグラフの赤)が、2%を切り、19.75%まで下落しています。
株式市場から資金が抜け、比較的安全資産にあたる債券に資金が流れています。
金にも買いが入っているようですので、完全にリスクオフムードという感じですね。
主なセクター単位の動き
参考サイト:https://www.bloomberg.com/markets/sectors
情報技術セクター(Infomation Technology)は-3%超えと売り込まれています。
一般消費財(Consumer Discretionary)コミュニケーションサービス(Communication Services)、金融(Financials)も-2%以上と幅広く下げる展開となりました。
GAFAMやテスラ、エヌビディアなどの時価総額が大きな企業が下落を牽引する展開です。
主な個別株の動き(主な企業の決算)
前日決算発表 株価上昇企業
シスコ・システムズ ($CSCO)
第4四半期と中期の好業績に加え、自社株買い増額を発表したことから、情報技術(Infomation Technology)がセクター全体で大幅安の流れの中、+2.80%と上昇
決算内容はこちらを参照 → ■
市場オープン前 決算発表企業
パランティア・テクノロジーズ ($PLTR)
売上高(M) | EPS | 株価前日比 |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | 2/18終値時点 | |
◯ | 417.67 | 432.80 | × | 0.035 | 0.02 | -15.75% | ■ |
第4四半期の売上は予想をクリアしましたが、EPSは市場予想を下回りました。また、中期見通しの成長率鈍化も懸念されています。結果、前日比-15.75%と大幅に下落しています。
ウォルマート・ストアーズ ($WMT)
売上高(B) | EPS | 株価前日比 |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | 2/18終値時点 | |
◯ | 151.74 | 152.87 | ◯ | 1.490 | 1.53 | +4.01% | ■ |
サプライチェーンの混乱や人件費増などの影響を受ける中、第4四半期の売上、EPS、は市場予想を上回りました。前日比+4.01%と上昇しています。
市場終了後 決算発表企業
ロク ($ROKU)
売上高(M) | EPS |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | |
× | 896.94 | 865.33 | ◯ | 0.061 | 0.17 | ■ |
EPS予測はクリアしましたが、売上高は予想を外しています。
本日(2/17~18)の市場まとめ
・株式市場から資金が抜け、金や債券などの安全資産に資金が流れる
・情報技術セクター中心に幅広いセクターで売りが拡大
・厳しい下げ相場の中、シスコ($CSCO)やウォルマート($WMT)などの好決算企業は、株価上昇
・パランティア($PLTR)は-15%越える大幅下落
厳しい相場は続きますが、しばらくは様子見が良さそうですね。
あせらず、じっくり投資戦略を練っていきましょう!
以上、コーファーでした。
【関連リンク】
同一週の市場全体の動きはコチラ
指数推移、セクターごと株価動向
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