こんにちは、コーファーです。
決算シーズンは、毎日たくさんの企業の決算があるのですが、まだ知らない銘柄がたくさんある米国株投資初心者も多いのではないでしょうか。
とは言え、一つ一つ調べる時間はないと思いますので、米国株投資初心者の方向けに、さらっと理解できる銘柄紹介をしていきます。
長く、詳しい説明をされて、頭に入ってこないということがないように、シンプルにまとめています。
では、テキサス・インスツルメンツ($TXN)をご紹介しようと思います。
企業概要
一言で表現すると、「アナログICなどの半導体製品の製造と販売を行うグローバル企業」と言った感じでしょうか。
・1930年に米国テキサス州に設立されたグローバルな半導体企業
・元々は石油探査会社として1930年に設立された企業だったが、ビジネスを次々と変えながら半導体で幅広く事業展開
・強みは「製品群」「製造拠点」「サポート」「技術開発」
・アナログICなどを主力製品として、アンプやクロック、電源IC、DSP、ARM、マイクロコントローラーなど幅広い製品群を持つ
・世界数十か国で製造および販売拠点を持っている(米国テキサス州の他、欧州、中国、東南アジア、日本など)
・顧客と、より直接的な取引をする方にシフトしサポートに注力
・医療やセキュリティ、エネルギー分野など、これから伸びると見られている分野の研究開発
業績とコンセンサス
前回報告の21年第3四半期決算は、
- 売上高:$4.64B (市場予想:$4.66B)
- EPS:$2.07 (市場予想:$2.05)
となっています。
EPS予想は2015年3月以降、26回連続で市場予想をクリアし続けているようです。(素晴らしい!)
売上は前回は予想を下回りましたが、その前は7回連続で市場予想を上回っています。
株価推移
コロナ禍で下降した株価は年単位で見ると順調に上向いていますが、2021年第1四半期以降はレンジ相場となっています。
レンジ相場は、一定の変動幅の中で価格が上がったり、下がったりを何度も繰り返す状態です。
コロナ禍では、2021年末まではS&P500(グラフのオレンジ)よりアウトパフォームして推移していましたが、年初来の下落で同レベルに落ち着いている状況です。
半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数:グラフの水色)は2021年11月にグッと伸びているのですが、テキサス・インスツルメンツ($TXN)は、2021年10月の決算発表で売上が市場予想をクリアできず、他の半導体銘柄と比較すると株価低調というところです。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は、半導体の製造や流通、販売などを手掛ける30銘柄で構成される株価指数のことです
決算見どころポイント
EPSは、2015年3月以降ずっと市場予想をクリアしてきていますので、今回も市場予想を越えてくると予想できます。一方で、前回決算で外してしまった売上高がどう着地するかは注目ポイントです。また、他の半導体企業の株価推移を見ると、上昇トレンド入りするためには、生産能力拡大やリードタイム、在庫水準の改善の面で、新たなポジティブサプライズが必要になると考えられます。 そのようなトピックスがあるかどうかにも注目したいですね!
以上、コーファーでした。
その他注目銘柄
アリスタ・ネットワークス($ANET)
ハリバートン・カンパニー($HAL)
ニウ・テクノロジーズ($NIU)
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