こんにちは、コーファーです。
投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。
2/15~16の米国市場を振り返りたいと思います。
詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
米国株式市場の主な指数動向
主な指数の現在値&先週末比
まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。
指数 | 現在値 | 先週末比 |
S&P500 | 4,471.07 | +1.58% |
NASDAQ | 14,139.76 | +2.53% |
NYダウ | 34,988.84 | +1.22% |
ラッセル2000 | 2,076.46 | +2.76% |
今日の株式市場は、4指標全面高。特にNASDAQやラッセル2000の上昇幅が大きかったです。
市場オープン前に流れたロシア軍撤退のニュースの影響で、ウクライナ情勢懸念が少し落ち着き、プラスに転じた1日でした!
1 日の指数推移
次に、1日の株価の動きです。
市場オープン前に、ウクライナ情勢に関するニュースが流れました。
ロシアのプーチン大統領は、米国とその同盟国に対して、外交による解決を望んでいると言及し、ロシア国防省は、ウクライナ国境付近に集結させているロシア軍隊の一部撤収を明らかにしました。
このニュースを受け、株式市場はプレマーケットで上昇する流れとなり、1日を通して堅調に推移する展開でした。取引終盤に、ウクライナ情勢を巡るバイデン米大統領の演説中に、株価が一時下落する場面もありましたが、最終的には再び上昇して終えています。
S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。
15日の17時頃に、ロシア軍隊の撤収の情報が流れてから、米10年債利回り(下グラフの赤)がグッと上昇していきました。その後、2%台で高止まりしています。一般的な動きとは違い、米10年債利回りが高止まりする一方で、株価は上昇しています。
プーチン大統領は、安全保障に関してのロシアの要求に対する、西側の対応を永遠に待ち続けることはないとも警告しているので、今後もロシアの動向は見ておく必要がありそうですね。
主なセクター単位の動き
参考サイト:https://www.bloomberg.com/markets/sectors
情報技術セクター(Infomation Technology)が+2.73%と強く、決算発表を控えたエヌビディアが+9.13%と上昇を牽引しました。また、一般消費財(Consumer Discretionary)セクター+2.08%と大きく伸ばしていますが、これはテスラが+5.33%となっているので、その影響が大きいと考えられます。
その他、地政学リスクが旅行需要を冷え込ませる懸念が薄れた影響か、旅行・レジャー株も上昇しています。
一方で、2日連続で、エネルギー(Energy)セクターが下落しています。下落幅は、-1.39%となりました。地政学的リスクによる供給懸念がやわらいだことから、原油価格は下落しています。その影響もあり、一旦利確されたような流れにも思えます。
※原油価格の経済影響に関して知りたい人はコチラを参照
主な個別株の動き(主な企業の決算)
市場オープン前 決算発表企業
マリオット・インターナショナル($MAR)
売上高(B) | EPS | 株価前日比 |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | 2/16終値時点 | |
◯ | 4 | 4.45 | ◯ | 1 | 1.3 | +5.76% | ■ |
第4四半期の売上、EPSは市場予想をクリアしました。
ワクチンの接種率が上昇し、ホリデーシーズンの旅行が増加したことで、ホテルの稼働率が改善したことで、売上高は前年同期から倍増しています。
市場は決算を好感し、前日比+5.76%と上昇しています。
市場終了後 決算発表企業
エアビーアンドビー($ABNB)
売上高(B) | EPS |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | |
◯ | 1.46 | 1.53 | ◯ | 0.039 | 0.080 | ■ |
ズームインフォ・テクノロジーズ($ZI)
売上高(M) | EPS |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | |
◯ | 207.73 | 222.3 | ◯ | 0.1282 | 0.18 | ■ |
マリオット・インターナショナル($MAR)に続き、エアビーアンドビー($ABNB)の決算も良好なのは良い兆しですね。上場以来市場予想をクリアし続けているズームインフォ・テクノロジーズ($ZI)も引き続き好決算でした。
以上、コーファーでした。
マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!
【関連リンク】
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