2/11~12 ホワイトハウス会見で、ウクライナ情勢への緊張感高まる。原油価格上昇に反して、金利も株価も下落!GAFAMや半導体を売って債券を買う流れ

【米国株式】1日振り返り
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こんにちは、コーファーです。

投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。

2/11~12の米国市場を振り返りたいと思います。

詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。 

米国株式市場の主な指数動向

主な指数の現在値&先週末比

まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。

指数 現在値 先週末比
S&P500 4,418.64 -1.90%
NASDAQ 13,791.15 -2.78%
NYダウ 34,738.06 -1.43%
ラッセル2000 2,030.15 -1.02%

今日の株式市場は、昨日に引き続き4指標とも全面安となりました。

Cofer
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ロシアによるウクライナ侵攻が近いとの見方が広がったことで、米株式市場でリスク回避の流れが鮮明となった1日でした。

1 日の指数推移

次に、1日の株価の動きですが、まず注目のニュースを確認しておきます。

ホワイトハウスでサリバン大統領補佐官が会見にて、ウクライナ国境のロシア軍が増えており、プーチン大統領が命令すればいつでも侵攻が始まる可能性があることなどを発言しました。

この発言の影響を確認していきたいのですが、まず原油価格の推移です。WTI原油CFDは、地政学リスクの高まりを受けて、一時7年4カ月ぶりの高値まで急上昇しました(下グラフの緑)。

※原油価格上昇の経済影響のメカニズムに関して知りたい人はコチラ →  

では、次に株式市場ですが、前半は金利高止まりから、ハイテク株中心に下げる流れが続いていました。そして、ホワイトハウス会見後、株価は4指標ともグッと下げる展開となりました。
S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。

米10年債利回り(下グラフの赤)に関しても、1月の米消費者物価指数(CPI)発表後から2.0%を越えて高止まりする流れが続いていましたが、ホワイトハウス会見後、グッと下がっています。比較的安全資産とされる債券に買いが入った影響だと思われます。

Cofer
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一般論では、長期金利が上昇すると株価が下がる関係と言われています。長期金利が上がると債券の価格が下がり、債券が買いやすくなるため、投資家の関心が株から債券に流れてしまう。結果、株価が下がって債券の価格が上がるというメカニズムですね。この長期金利のベンチマークが、米10年債利回りです。
ただ、今日は地政学的なリスクが高まりで、金融市場は全体でリスク回避に動き、株価も金利も下がるという流れになりましたね。

主なセクター単位の動き

参考サイト:https://www.bloomberg.com/markets/sectors

原油価格の上昇を受け、エネルギー(Energy)セクターが+2.79%と大きく上昇しています。

逆に、情報技術(Infomation Technology)セクターは-3.01%となりました。エヌビディアを中心に半導体が大幅に下げ、GAFAMなど時価総額が大きい株が大きく下げていました。リスク対策で、GAFAMや半導体を売って債券を買うというような大きな流れがあったのではないかと推測されます。

Cofer
Cofer
地政学的なリスク影響で、エネルギーセクターだけでなく、軍需関連株も上がっていましたロッキード・マーティン($LMT)が+2.79%、ノースロップ・グラマン($NOC)が+4.53%となっています。

主な個別株の動き(主な企業の決算)

注目決算銘柄
アンダーアーマー($UA)
売上高(B) EPS 株価前日比
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績 2/12終値時点
1.47 1.53 0.062 0.140 -11.37%

第4四半期の売上、EPSは市場予想をクリアしました。
一方で、サプライチェーンの問題、運賃の上昇などから、今後数ヶ月間の利益を圧迫するという見通しが出されています。来期見通しが厳しいという判断で、株価は-11.37%と下落しています。

 

以上、コーファーでした。

マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう!

【関連リンク】
昨日(2/10~11)の主な指数、 セクター毎傾向、個別株の動向まとめはコチラ →  
先週(1/31~2/5)の株式市場指数動向を把握したい人はコチラ →  
先週(1/31~2/5)の株式市場動向(セクター毎、個別株の動き)を把握したい人はコチラ →  

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