2/9~10　米10年債の入札需要が旺盛で金利下げる。NASDAQとラッセル2000中心に株価は全面高。ウォルト・ディズニー（$DIS）などの好決算も

こんにちは、コーファーです。

投資戦略をアップデートするために、活かせる情報を発信しています。

2/9~10の米国市場を振り返りたいと思います。

詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。 

目次

1. 米国株式市場の主な指数動向
   1. 主な指数の現在値＆先週末比
   2. 1 日の指数推移
2. 主なセクター単位の動き
3. 主な個別株の動き（主な企業の決算）
   1. ウォルト・ディズニー（$DIS）
   2. ウーバー・テクノロジーズ（＄UBER）
   3. チポトレー・メキシカングリル （$CMG）
   4. ドクシミティ（＄DOCS）

米国株式市場の主な指数動向

主な指数の現在値＆先週末比

まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。

指数	現在値	先週末比
S＆P500	4,587.18	+1.45%
NASDAQ	14,490.37	+2.08%
NYダウ	35,768.06	+0.86%
ラッセル2000	2,083.50	+1.86%

今日の株式市場は、昨日に続き4指標とも上昇する流れとなりました。

Cofer

ハイテク株の比率が大きいNASDAQと、小型株で構成するラッセル2000が、特に良いパフォーマンスを出していますね！

1 日の指数推移

次に、１日の株価の動きです。

1 日を通して、ハイテク株や小型株中心に吟味され、安値広いで買い直す流れがありました。
金融政策引き締めへの警戒感は根強いと思いますが、高PER銘柄も含めて買いが入る流れとなっており、金利上昇を相場がある程度織り込んだと言えると思います。
一方、１月の米消費者物価指数（CPI）の発表で今後の展開を見極めたい投資家も多く、買いの手がやや弱まる場面もあったように思います。

S＆P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。

米10年債利回り（下グラフの赤）は昨日は1.9%台後半で高止まりしていましたが、本日は若干下げており、1.9％台前半で推移していました。米10年債の入札需要が旺盛だったことが背景のようです。金利が落ち着いたことが本日の株高につながったと思われます。

Cofer

一般論では、長期金利が上昇すると株価が下がる関係と言われています。長期金利が上がると債券の価格が下がり、債券が買いやすくなるため、投資家の関心が株から債券に流れてしまう。結果、株価が下がって債券の価格が上がるというメカニズムですね。この長期金利のベンチマークが、米10年債利回りですので、これからも株価とセットでしっかり推移を追っていきます！

主なセクター単位の動き

今日は、11セクターが全面高となりました。

参考サイト：https://www.bloomberg.com/markets/sectors

最も上昇したのは+2.45%でコミュニケーションサービスですが、これは売り込まれて安値になったメタ・プラットフォームズ（$FB）の買い戻し反発や、好決算のウォルト・ディズニー（＄DIS）などの影響を受けていると考えられます。

Cofer

新型コロナの新規感染者は減少傾向にあり、ニューヨーク州では屋内マスク着用義務を撤廃する動きがあるなど、消費活性化、経済の再開への期待感が高まっています。Materials（前日比+2.13%）やIndustrials（同比＋1.37%）など、景気敏感株にもしっかり買いが入っていることからも期待感が株価に反映されていますね。

主な個別株の動き（主な企業の決算）

ウォルト・ディズニー（$DIS）

売上高、EPS共にクリアしました。
ホリデーシーズン中に国内テーマパーク事業が安定的に回復。同時に、動画配信サービス「ディズニー＋（プラス）」の契約件数が市場予想を上回る上昇を見せたことも追い風となっています。
ネットフリックスの動向を受けて、投資家の間で動画配信サービスの成長が鈍化する懸念が強まっていましたが、「ディズニー＋（プラス）」加入者数は１億2980万人に急増しています。
決算を受け、株価は前日比+3.33%の上昇です。

ウーバー・テクノロジーズ（＄UBER）

売上高、EPS共にクリアし、２四半期連続で黒字を達成。コロナ禍前の水準近くまで配車サービスの需要が回復したほか、料理宅配などのデリバリー事業が初の黒字となる好決算でした。
決算を受け、株価は+4.83%と上昇しています。

チポトレー・メキシカングリル （$CMG）

売上高、EPS共にクリアしました。
事前に注文を受けるドライブスルーのレーンの増設、新メニュー投入、牛肉価格と輸送費が予想を上回ったことを受けて値上げを実施したことなどが寄与しています。
株価は大幅上昇し、前日比+10.16%です。

ドクシミティ（＄DOCS）

第４・四半期の売上高、EPSをクリアしたことに加え、22年3月通期の見通しも市場予想以上となりました。株価は、昨年９月の上場来高値から半値以下まで下がっており、コロナによる業績減速への懸念から様子見されていましたが、好決算を受けて買いが入る展開となっています。前日比+24.03%の大幅上昇です。

以上、コーファーでした。

マーケットを捉えて、投資戦略をアップデートしていきましょう！

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