1/19~20 インフレ懸念から、金融引き締めへの懸念高まり金利上昇!NASDAQは最高値から10.7%下落の調整局面へ

【米国株式】1日振り返り
スポンサーリンク

こんにちわ、コーファーです。

1/19~20の米国市場を振り返りたいと思います。

主な指数の現在値&前日比

まずは、指数の振り返りです。

指数 現在値 前日比
S&P500 4532.76 -0.97%
NASDAQ 14340.26 -1.15%
NYダウ 35028.65 -0.96%
ラッセル2000 2062.78 -1.60%

4指標全て引き続き厳しい展開が続いています。

NASDAQは大幅安となり、2021年11月の最高値から10.7%下落する水準でした。

米10年債利回りは1.849%と昨日よりは若干下がりました。

主要なニュースと市場動向

主なニュース
ニュース 要約 リンク
OPEC石油市場見通し ・18日、ロンドン、ニューヨークの両市場で原油価格は2014年以来の高値に上昇。北海原油の代表油種、ブレント先物相場は一時1バレル=88ドル超え
・OPECは、世界の中央銀行が金融政策を引き締めるとしても原油相場の強さは続くと予想。在庫は5年平均を大幅に下回っていると指摘
・オミクロン変異株の影響は軽度で短期的とする見方も先月の月報から維持
ブルームバーグ
イラクとトルコ結ぶ重要パイプラインが停止
・イラクとトルコを結ぶ原油パイプラインで爆発があり、稼働が停止
・同パイプラインはイラクで生産された原油を、トルコを経由して欧州に運ぶ重要なルートであり、昨年の送油量は日量45万バレル強
・供給がひっ迫している石油市場のさらなる圧力に
ブルームバーグ
↑の影響で、ニューヨーク原油先物相場は、アジア時間19日午前の時間外取引で1バレル=87ドル台、2014年10月初め以来の高値まで続伸
・北海原油代表油種のブレント先物相場も89ドルを突破
ブルームバーグ
英消費者物価指数(CPI)(英国立統計局(ONS)) ・2021年12月のは前年比+5.4%、予想+5.2%、前月+5.1
・上昇率は1992年3月以来の30年ぶりの高水準
・英中央銀行の来月の追加利上げを後押しする可能性
ロイター
独10年債利回り ・2019年5月以来初めて0%を超えて上昇
・ユーロ圏では超金融緩和を背景にマイナス利回りが続いていたが、転換点となる可能性
ロイター
P&G株価上昇背景 ・コロナ感染拡大に伴い清掃関連製品の需要が回復しているほか、値上げが寄与し、2022年度の売上高見通し上方修正 ロイター
米住宅着工件数(米商務省) ・170.2万戸、前月比+1.4%。市場予想165万件に反し増加
・昨年3月以来9カ月ぶりの高水準
ロイター

 

主な企業決算

売上高(B) EPS 株価前日比
Data参照リンク
判定 予想 実績 判定 予想 実績 1/20終値時点
$ MS モルガン・スタンレー × 14.56 14.52 1.94 2.08 +1.83%
$ BAC バンク・オブ・アメリカ × 22.06 22.18 0.77 0.82 +0.39%
$ PG プロクター・アンド・ギャンブル 20.34 20.95 1.66 1.66 +3.36%
市場動向の考察

イラクとトルコ結ぶ重要パイプラインが停止し、供給がひっ迫している石油市場のさらなる圧力となっており、原油は引き続き上昇しています。

インフレ懸念から、FRBが3月に大幅利上げをする予想がされるニュースなども流れ、金融引き締めへの懸念が高まっています。それにより米国債利回りが上昇、NASDAQが大幅安になっていると考えられます。NASDAQは2021年11月の最高値から10.7%下落し、一般的には調整局面入る下落水準となりました。

一方、好決算企業では株価の上昇も見られます。本日決算発表した好調な銘柄、モルガン・スタンレー、P&Gなどは大きく上昇しています。

引き続き、決算に注目していきましょう。

 

以上、コーファーでした。

 

【関連リンク】

昨日( 1/18~19)の振り返りはコチラ

※ 最新の米国市場Daily/Weeklyマーケット情報はコチラから↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました