こんにちは、コーファーです。
昨晩は、米国市場は休場でしたが、気になるニュースの振り返りだけしておきます。
主要なニュースと市場動向
主なニュース
今日は中国の経済指標関連が多いですが、米国経済への影響も大きいので要チェックです。
ニュース | 要約 | リンク |
GDP(中国国家統計局) | ・2021年第4・四半期のGDPは、前年比+4.0%、予想は+3.6%と伸び率は市場予想を上回ったものの1年半ぶりの低水準 ・21年のGDPは前年比+8.1%で、予想+8.0%を上回る |
ロイター |
不動産関連(中国国家統計局) | 2021年通年の不動産投資は、前年比+4.4%。1~11月の+6.0%から伸びが鈍化 通年の不動産販売は前年比+1.9%。1~11月は+4.8% 新築着工は前年比-11.4%。1~11月は-9.1% 国内の不動産開発会社が調達した資金は前年比+4.2%。1~11月+7.2% |
ロイター |
12月の鉱工業生産(中国国家統計局) | ・前年同月比+4.3%。前月+3.8%から伸びが加速。市場予想の+3.6%も上回る | |
12月の小売売上高(中国国家統計局) | 前年同月比+1.7%にとどまり、前月の+3.9%から伸びが鈍化。市場予想の+3.7%も下回る | |
中国人民銀行の金利引き下げ | ・約2年ぶりに中期貸出制度(MLF)金利の引き下げを実施 ・新型コロナウイルスの感染拡大で勢いを失っている景気の下支えを図る |
ブルームバーグ |
JPモルガンの決算予想 | ・2021年第4四半期の決算は、再び予想外の上振れが見られる決算シーズンと予測 ・強気な見方の背景は、世界的に製造業生産が非常に力強く回復していること、アジアの成長も底を打ったように見受けられること、在庫が補充され始めさまざまなボトルネックも緩和していることなどから ・銀行株や鉱業株に買いの好機があるとの見方も |
ブルームバーグ |
市場動向の考察
第4・四半期の中国の経済指標を見ると、消費や不動産市場の冷え込みは鮮明です。
小売売上高の減少はゼロコロナ政策の影響でしょうし、不動産市場の冷え込みは恒大集団の不履行問題や規制の影響が大きいのではないかと推測されます。
また、直近の状況としても、オミクロン株の感染が北京市でも確認されるなど、リスクの高い状況は続いています。金利引き下げを実施して対策を図っていますが、ここからどうなるかは注目しておきたいですね。今後、経済的な結びつきが強い米国市場への影響も出てきそうです。
一方で、第4・四半期の決算は世界的に予想を大幅に上回ってくるというJPモルガンの予想も出ています。マクロのトレンドは見つつも、今週から続々出てくる企業の決算をしっかりチェックすることが重要そうですね!
以上、コーファーでした。
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