こんにちは、コーファーです。
2/18~19の米国市場を振り返りたいと思います。
詳しくまとまったものを紹介されても、頭に入ってこないとか、チェックする時間はない‥という人もサクッと読めるように、米国株投資初心者の方向けに、1分でざっくりと概要が理解できる形でまとめています。
米国株式市場の主な指数動向
主な指数の現在値&先週末比
まずは、米国株式市場動向をチェックする時に押さえておきたい指数の振り返りです。
指数 | 現在値 | 先週末比 |
S&P500 | 4,348.87 | -0.72% |
NASDAQ | 13,548.06 | -1.23% |
NYダウ | 34,079.18 | -0.68% |
ラッセル2000 | 2,009.33 | -0.92% |
今日の株式市場は、4指標全て続落となりました。
NASDAQの相場調整が長引くとの見方が広がっています。背景は、相場チャートのテクニカル分析で、50日移動平均が200日移動平均を上から下に突き抜けるデッドクロスを形成したためです。
1 日の指数推移
次に、1日の株価の動きです。
前半から下げ幅を拡大し、場中で少し戻しましたが、最後に売り込まれる展開となりました。ロシアのウクライナ侵攻の地政学的リスクは継続し、さらに週明け2/21夜~22朝が休場になるため、運用リスクを取りにくい状況だったこともあり下げる展開になったと考えられます。
また、このリスクが取りにくい状況下で、さらに株価指数や個別株のオプション取引の満期日で、資産調整がされるタイミングと重なっていたことも下落トレンドを作る要因になったと考えられます。
S&P500はオレンジ、NASDAQは黄色、NYダウは水色、ラッセル2000は青です。
米10年債利回り(下のグラフの赤)は更に下げ、1.9%前半まで下落しています。
引き続き、株式が売られ、リスク回避のために比較的安全資産にあたる債券を買う流れが続いていそうです。
ロシアのウクライナ侵攻リスクが収まらない限りは、株式市場から資金が抜けて、債券や金など、安全資産に資金が移される流れが続きそうですね。
主なセクター単位の動き
参考サイト:https://www.bloomberg.com/markets/sectors
11セクター中、10セクターがマイナスですが、昨日(2/17~18)に比べると変動幅はそこまで大きくはありませんでした。
下げ幅が大きかったのは、情報技術セクター(Infomation Technology)で-1.10%です。17日に中期見通しを発表したインテル($INTC)-5.32%、決算発表後のエヌビディア($NVDA)が-3.53%の下げが目立っていました。
主な個別株の動き(主な企業の決算)
前日&前々日決算発表 株価上昇企業
シスコ・システムズ ($CSCO)
第4四半期と中期の好業績、自社株買い増額などの好決算発表後、全体の地合いが悪いこの2日間、連騰しています。今日も、+2.58%と上昇していました。 決算概要はこちらを参照 → ■
ロク ($ROKU)
売上高予想を外し、更に中期の見通しも思わしくなかったことで、前日比-22.29%と大幅に下落しています。 決算概要はこちらを参照 → ■
市場オープン前 決算発表企業
ドラフトキングス ($DKNG)
売上高(M) | EPS | 株価前日比 |
Data参照リンク
|
||||
判定 | 予想 | 実績 | 判定 | 予想 | 実績 | 2/19終値時点 | |
◯ | 445.87 | 473.32 | ◯ | -0.806 | -0.80 | -21.62% | ■ |
第4四半期の売上、EPS共に市場予想を上回りました。一方で、中期見通しの赤字幅に対する懸念から、前日比-21.62%と大幅に下落しています。
本日(2/18~19)の市場まとめ
・先行きが読めない中、週明け休場であり、オプション取引の満期日で、資産調整がされるタイミングと重なったため、株式を売り、金や債券などを買う流れが継続
・11セクター中、10セクターがマイナスで幅広く売られている
・半導体のインテル($INTC)やエヌビディア($NVDA)が大きく下げている
・決算の結果で明暗分かれ、好決算のシスコ($CSCO)は連騰、ロク ($ROKU)、ドラフトキングス ($DKNG)は-20%越える大幅下落
先行きが読めない状況は続きますね。
今は動かないのが得策だと思いますが、2/21~22は休場ですし、この間に、じっくり投資戦略を練っていきましょう!
以上、コーファーでした。
【関連リンク】
同一週の市場全体の動きはコチラ
指数推移、セクターごと株価動向
同一週の他の日の動きはコチラ
2/14~15、2/15~16、2/16~17、2/17~18
コメント