こんにちは、コーファーです。
米国投資初心者向けに、注目銘柄を1分程度で簡単に理解できる形で紹介しています。
今日はニウ・テクノロジーズ($NIU)です。
企業概要
この企業を一言で紹介すると、デザイン性の高いスマート電子スクーターのメーカーです。
・2014年に創業、2018年にNASDQに上場
・国際的なプロダクトデザイン賞の「レッド・ドット・デザイン」賞、米国のデザイン賞「IDEA」賞や日本の「グッドデザイン」賞などを受賞し、世界中からそのデザイン性の高さを高く評価されている
・強みの商品設計力で、スマート化、ファッション性を重視し、電動バイクの安物イメージを払拭し、若者を主要顧客として取り込むことに成功
・アプリをスマートフォンにインストールして電動バイクとひも付ければ、遠隔操作で施錠・解錠が可能。現在位置、走行可能距離、バッテリー残量、過去の走行ルート記録もアプリで確認できる
・世界初の自動運転電動スクーターをCES2020で発表
・競合は、ヤディア・グループ・ホールディングスなど
電動バイクは技術面での参入障壁が低く、激しい価格競争を繰り広げてきた中で、ハイエンドモデルで勝負してうまくポジションを取っている点がポイントですね。
業績とコンセンサス
2021年11月22日の決算発表で示された第3四半期の業績は、
- 売上高:$1.23B(市場予想$1.39B)
- EPS:$0.57(市場予想$1.18)
と売上高、EPSともにコンセンサス予想を下回っています。
売上高は2回連続、EPSは3回連続予想を下回っており、負け癖がついている印象ですね。
参照元:Investing.com
株価推移
過去の株価推移を見ると、2020年春にコロナで株式市場が落ち込んだ後に、投資マネーが溢れ小型株やグロース株に資金が入ったタイミングで右肩上がりに上昇していきましたが、2021年2月をピークに、特にEPS予想を外し出した5月以降は右肩下がりになっています。
このようにラッセル2000(下チャートのRUT:青)と比較してみると、2020年春から2021年2月までは共に上昇を続け、それ以降下落する展開となりました。コロナ後に投資マネーの恩恵を受けてグロース株が買われた流れで上昇していたけれど、決算内容で見極められた結果落ち込んでいる状態と言えそうですね。
決算見どころポイント
第4四半期決算は、2022年3月7日の市場オープン前に発表される予定です。
決算を外し株価が右肩下がりを続けている流れを変えることができるかどうか、まずは決算がコンセンサス予想を越えてくるかに注目したいですね。
決算を受けて、株価は下落。
その後の推移でもラッセル2000をアンダーパフォームしています。
今回の決算でも流れは変えられずという結果になっています。
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